当社は米国TASER INTERNATIONAL社との、代理店契約を解消致しました。
日本国内における非殺傷制圧機器としての有効性を考え、関係当局へのご提案活動を行ってきましたが、いくつかの問題を抱え最終的には、代理店契約の解消となりました。
その中の一つでありますところの、TASER社の主力商品「X26」における製品上の機能構造について以下にご説明する事から日本国内での法規制と照らし合わせ、現状では厳しい状況であると判断したことにありました。
製品の概略についてはここでは省略させて頂きます。
*射出式のカートリッジ内に窒素ガスカートリッジが組む込まれており、そのガスの圧力によってプローブと呼ばれる針が 電流を流す為のワイヤーと共に発射されます。そのガスカートリッジから窒素ガスを噴出させる方法に国内法との関係 が抵触することになります。
*窒素ガスカートリッジから一気にガスを噴出させるためにカートリッジにピンポイントで穴を開ける方法に、同社の製品は ELECTORIC PRIMER 電気式雷管を採用していることがわかりました。少量であっても爆薬の使用が行われています
*使用量に関係なく、日本国内では「火薬取締法」の適用対象となります。取扱う業者には、輸入、販売、運搬の法規制 が適用され、最終需要者である関係当局には、貯蔵、消費などに規則に則った処置が要求されます。もちろん、これら の規則に準じて実施される事ではなんら問題があるものではありません。しかし、同製品の機能、効果、運用上の目的 などから、最終目標としている運用に非常に障害が多く、使いずらいものとなります。
以下に写真と図面を提示します。